読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

aopen_chan’s diary

気になる事を書き留め、ビジネスに繋がるヒントを探す

地元のものなら必ず売れるのか?特産品開発の「幻想」→肝に銘じます。

地方創生

東洋経済onlineに掲載されている、木下斉さんの「地方創生のリアル」という連載を読みました。2月17日掲載分「地元のものなら必ず売れるのか?特産品開発の幻想」です。

目からウロコというか、痛いところつかれている記事でした。特に自分の中で印象に残ったエッセイから感想を書いてみます。

木下斉:地方再生人、内閣官房地域活性化伝道師

 

こうした予算型の特産品開発では、「売れないもの」がどんどん生みだされてしまいます。それには、3つの問題点があります。

1つ目は、商品です。

商品自体が成功商品のコピー、もしくは「流行」に左右されてしまいがちです。例えば、ジャム、ジュース、カレーのように、過去に他の地域で成功してコピーがしやすいものであったり、お酢のように、その時の「はやり」のものだったりします。補助金が必要なほど資本力がない生産者・加工者のグループであるにもかかわらず、強豪の多い商品市場に参入し、埋没してしまうのです。

2つ目は、材料です。

なぜか根拠がないのに「自分の地域のものが日本一うまい」、などの「勘違い」を前提にしてプロジェクトが進められたり、「従来は生産過剰で、捨てていた材料を使う」などということもあります。つまり、「売れる最終的な商品像」から原材料を選択するのではなく、「地域資源だから」といって、地元にある原材料から商品を考えてしまうのです。

3つ目は、加工技術です。

「新技術を導入すれば、売れる」と勘違いしてしまうのです。例えば、新たな冷凍技術を導入すると意気込んで、高額の製造設備を導入するまではいいのですが、結局、小売店側から、「冷凍は冷凍だから、一段落ちるね~」などと言われて、二束三文に買いたたかれ、設備投資の分が、まるまる損になったりします。

つまり、「技術頼み」になっていて、「果たして、それは価格に転嫁することが可能なものなのか」を、考えていないのです。

しかも最も深刻な問題は、こうした商品、材料、技術の「3つの選択」をする場合、結局、具体的な商品像が曖昧なために、整合性がないことです。

 木下さんは売れない商品ができてしまうと原因に、消費地の販売者や消費者の関与が希薄のまま商品開発が進んでしまう構造の問題を指摘しています。そうなんですよねー。自分で作りたいもの、作れる範囲のものを考えて市場で売れると思ってしまう。勘違い。怖いけどプロダクト志向になりがちになるので肝に銘じます。

つまり、基本が「作ってから売りに行く」という流れのため、初期の段階では販売者・消費者は、あまり声をかけられません。

そのため、価格を決める場合も、原材料費、加工費、流通費等を計算し、生産者や加工者がほしい利益を上乗せして割り出す、「コスト積み上げ型」であることが多く見られます。結果として、平気で「超高価格」になったりします。

もちろん、合理的な理由で高価格になっていれば良いのです。しかし、経費の積み上げだけで高価格になっただけというのは、「作り手」の勝手な都合であって、売ってくれる側や、買う消費者側にとっては受け入れられない話です。販売者も消費者も不在のままです。

そうすると、なんと、商品が高価格になったときの解決方法として「東京や、海外にいる富裕層に販売しよう」という話になったりします。ウソのような本当の話です。商品自体が富裕層に向けたものではない特産品を、単純に高値にするだけで「目の肥えた富裕層」に、売れるはずはありませんよね。

 

 これも!よくある!海外または富裕層に売ってしまおうと。

従来のように、「予算の力」で進める「内輪受けの商品開発」と、身勝手な取引を要求することばかりが先行する方法ではなく、これからは営業が先を走り、市場と向き合いながら確実に改善を繰り返して販売数を増加させていく、「当たり前の商品開発」が大切です。

顧客のことを知らず、商品開発をしても「売れない自己満足の商品」ができるだけ。1回きりのプロジェクト感覚の商品ってなかなかよいものがないんですよね。良い商品でも数量が限られていたり、価格がべらぼうに高かったり。地元が自信をもって良いと思っている商品だから売れるというのは幻想なんですね。また、うちの◯◯産の果物、野菜は美味しいと自信を持っていて、それを強みに加工品を作ってPRしてしても、人によって美味しいの捉え方は違うのから、美味しいで比較したり、差別化するのは難しいなーと最近思っています。

 

記事の全文はこちらから 


特産品で地方創生ができるという「幻想」 | 地方創生のリアル | 東洋経済オンライン | 新世代リーダーのためのビジネスサイト

 過去のブログで、「くまモン」について書きましたが、くまモン関連商品も早く市場のことを考えて改善していかないと厳しいですよね。

商品そのものの強みがなければくまモン人気と一緒に衰退してしまうし、くまモンはもはや100円均一で販売されてるので、くまモンのイラストがが逆に邪魔になるくらいの商品開発が必要なんじゃないかな−と思ってます。

「くまモン」に言いたい放題 - aopen_chan’s diary