「世界のkitchenから」女子旅の憧れを商品で表現 コンセプト押しの商品
キリンビバレッジ「世界のkitchenから」シリーズから新商品がリリースされてました。
「晴れ茶」好き嫌いが別れる味ですねー。挑戦的、草っぽいって言われそうです。
今回はあまり商品に触れずに、「世界のkitchenから」のブランドコンセプトが思っていることを書いてみます。
私自信、商品が美味しいというより、コンセプト勝ちでコンビ二で買いたくなっちゃいます。
コンセプト
「世界のお母さんに負けられない〜旅にでて、思いがけないおいしさに出会ったことはありませんか?」
HPの解説を簡単にまとめると
インスピレーションを受けたのは高級レストランではなく、家庭の家族のためにつくる料理。母から娘に受け継がれてきた素材の滋味を引き出す知恵に美味しさのヒントが隠されている
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世界の家庭を訪れると、まだまだ知らない美味しいものがある
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メーカーとして世界のお母さんに負けてはいられない。その土地に行かなければ出会えない、暮らしの中の伝統、素材への思い、インスピレーション
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私たちのキッチン(キリンビバレッジ)に持ち帰り、アイディアを考え、自分たちの手でひと手間かけて、まだ日本人が知らない美味しさをつくる。
というストーリーがあります。
また、公式サイトでは商品情報よりも前に「世界のkitchenへ」という取材レポートが掲載されています。
紀行文(取材レポート)を読み続けるとそれを具現化したのがこの商品というストーリー構成になっています。まさに旅の雰囲気(開発秘話までの薀蓄)勝負な商品なのがわかります。
取材レポートだけではなく、旅の写真と無料スクリーンセイバーなども豊富です。
ダウンロード|世界のKitchenから|ソフトドリンク|キリン
公式サイトはこちら
ちなみに、新商品は 濃い緑茶と冴えるハーブで、気分晴れる「晴れ茶」
ギリシャのお母さんは、毎日のようにハーブをまるで野菜のようにたっぷりと入れて、家族を元気にします。
→そのつながりから、「緑茶とハーブのチカラで冴えるお茶を作ろう!」となったらしいです。よく考えると無理がありますが、これがキリンビバレッジのひと手間なんだろうな〜。
雰囲気勝ちでいいんだろうな。
ちょっと余談ですが、容器の最後に「冴える私になれるお茶、めしあがれ。」ってどうして飲料メーカーって恥ずかしい文章多くなっちゃうんだろう。。
ギリシャでの取材レポート
ギリシャで出会ったハーブの話|晴れ茶|世界のKitchenから|キリン
世界のKitchenから 晴れ茶 「晴れ茶篇」 15秒 - YouTube
思ったことのまとめと覚書
海外でホームステイしてみたい願望、憧れを飲料商品で具現化する(必ずしも現地と同じものを提供しなくて良い、紀行文で印象の残ったものだけを書き連ねるように、良いとこどりでOK)のは上手で凄いなと思ってます。
- オンターゲットが魅力的だと思う国の選定が心憎い。 フランス、ハンガリー、スウェーデン
- 実は季節限定や期間限定が多く、継続商品になりにくいのかな?(季節商品として展開していう印象です)
- 味の追求というより、海外からの目新しさが重要なので定番商品になりにくいのでしょうか?
- 広告コピーは飲料PRなので味を表現するワードが強調される。商品の味をキャッチーに表現して、そして周りの小さな文字で旅の薀蓄をスラスラと。
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