地域はブランドになるのでしょうか?
ちょっと気になっていたこと。。
2014年2月に長野県軽井沢町に「軽井沢チョコレート・ファクトリー東京ラクス」がオープンしました。チョコレート専用の工場と、併設するショプがあります。観光客向けにお土産を販売するショップです。
この店が疑問だらけだったんですけど、先日ふとしたことから面白いことがわかったので思うがままに書いてみます。
「軽井沢チョコレート・ファクトリー東京ラスク」(旧)
店名からわかるように株式会社グランバー東京ラスクが経営しています。今はかわってる?「東京ラスク」は麻布十番本店をはじめ、東京駅、羽田空港・横浜などでお土産として人気のラクス専門店です。
ではどうして、軽井沢で東京ラスクのお店を?と疑問に思ったのは私だけはなかったらしく、次に行った時には店舗の看板から「東京ラスク」の文字が消え「軽井沢チョコレート・ファクトリー」に変わっていました。東京ラスクの認知度で他の地域も行けると思ったのでしょうか?
各観光地のお土産を地元企業が作っていない場合が多いのは知っていましたが、こんなにあからさまにしてまで軽井沢にショップを出すのはどうしてだろうと疑問に思っていました。
何故なら、軽井沢のショップが売れているように思えなかったからです。駅前から離れていて観光客には不便な場所にあります。軽井沢と中軽井沢の真ん中くらいなので車がないとと行きにくいし。しかもこのお店、なんと公式HPが存在しません。
軽井沢は避暑地として有名だけれども観光客がくるのはGW〜秋まで、しかも繁忙期はお店の前の渋滞がひどいから集客しにくそう。通年営業していても売上を好調に上げているように見えないんですが。。
それが、先日意外な場所で気が付きました。
あぁー「軽井沢」の地域ブランドが欲しかったんだ。
そのためのリアル店舗。
羽田空港で見つけてしまったんです。
東京ラスクの隣になんと「軽井沢チョコレート・ファクトリー」の販売ブースが。
これは軽井沢1店舗で収益を確保するのではなく、軽井沢はリアル店舗として実態を作り、軽井沢以外の場所で軽井沢ブランド商品を販路を広げる戦略なのかなーと感じました。
地域ブランドって今後もポテンシャルがあるのか疑問です。
差別化戦略・ポテンシャルとして本当に効果的なものなんでしょうか。軽井沢=避暑地、有名な高級別荘地、昔から西洋文化が取り入れられた上質な雰囲気?がチョコレートにつながるのでしょうか?うーーん。厳しい。
野菜でも同じことを考えてみようと思っています。
◯◯産にどれだけのポテンシャルがあるのでしょうか?
販路が海外で日本国産なのはポテンシャルを感じるのですが。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
企業紹介 株式会社グランバー東京ラスク
ビジョン:ラスクで日本中を「笑顔」にしたい
目標:売上志向から利益志向へ、製造・販売会社全体で経常利益率15%以上に!