aopen_chan’s diary

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やっぱり接客って多種多様で面白い。求人募集も比較すると違いがわかる

過去ブログでも大塚家具の接客を取り上げましたが、接客って大切ですよね。インターネットで便利に買えるようになったからこそ、店頭でのリアルな接客の面白さや楽しみが増えてきている気がします。

 過去のブログ

aopen-chan.hatenablog.jp

 先日、半日銀座周辺を巡ってこんなに接客がちがうんだと改めて感じました。今回はそんな体験をご紹介します。

清潔感のあるイケメン男性スタッフの接客は非日常を演出する?

洋菓子店 アンリ・シャルパンティエ 銀座サロンがグランドオープンしました。テーマは「日常と切り離された夢のワンダーランド」だそうです。正直、夢のワンダーランドってちょっとチープなテーマに感じてしまいますが、お店自体は豪華でまさに非日常です。

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アンリ・シャルパンティエ - HENRI CHARPENTIER - 公式サイト

まだサロンは利用していないのですが、テイクアウト対応のスタッフがパリっとした制服で全員イケメンの男性を揃えていてビックリしました。百貨店のアンリ・シャルパンティエは女性スタッフのほうが圧倒的に多いので、たまたま入店した時間帯が男性スタッフだったのでしょうか?

でも、男性スタッフにゆっくりと商品説明してもらうっていうのは非日常ですよね。美容院くらい?また、顧客に専門的、伝統的、西洋的と感じさせる雰囲気を演出しやすいのかもしれません。多分容姿も選考基準にあると思います。その後に立ち寄った紅茶専門店の「マリアージュ・フレール」も同じ落ち着いた雰囲気。紅茶もスイーツも男性より女性の購買率が高いから、女性に的を絞った接客なのでしょうか。

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出典:http://www.mariagefreres.co.jp

求人募集詳細をみてみると、やっぱり男性スタッフ押し、教養が求められています。ただ単に紅茶を売るのではなく、フランス文化を味わってもらおうとしているようです。カウンセリングのような接客されると見栄を張って思わず買いたくなってしまう人も多いのでは?笑

★20代~30代の男性スタッフが活躍しています!
★異業種からの転職者も多い職場です!
こんな方を求めています・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
フランスに興味ある方、好きな方(フランス文化やアートなど全般)
お茶(紅茶)が好きな方、学びたい方
接客経験をいかし、キャリアアップしたい方
レストラン、食品、カフェ業界の経験者歓迎
異業種からの転職も歓迎例えば、アパレル/ホテル/スポーツ/音楽などからの転職者も活躍中! 
未経験者歓迎 (第二新卒者もOK)
研修や現場での業務を通じて、お茶の知識や接客、販売のノウハウを身につけていきます。 

出典:マリアージュ フレール 銀座本店 求人情報 | カフェ・販売スタッフ | スイーツネットジョブ

フレンドリーな接客ではここが好き。 アップルストア

新商品の発売時、AppleStoreの行列がTVのニュースでも度々流れています。その時、スタッフのカジュアルさにビックリされる方もいるのではないでしょうか。私もMacを使い始めて10年くらいになりますが、何度もAppleStoreに助けられました。普段はフレンドリーな接客って苦手なのですが、ここのフレンドリーさは気持ちが良いです。形式ばった笑顔の接客ではなくて、各スタッフが顧客に答えようと積極的に対応してくれます。

何よりも「Apple愛が強い!」Appleジャンキーというのでしょうか。しかも世界にAppleの良さを伝えたい熱い気持ちが強いです。Apple教の信者と言われますが、確かに伝導師としては素晴らしいスタッフが揃っています。笑

 最近は海外からの観光客も多いし、日本のユーザーも増えて、アップストアは大混雑しています。供給が需要に追いついていない感じです。前みたいにゆっくりと話しながら「もっとMacを好きになってね!」というスタッフからのオーラが少なくなって来た気がします。皆さん疲れが見えてきてかわいそうになるくらい。あと、服装や髪型は以前から自由で自己主張が強い感じが気持ちよかったのですが、マスクしたまま接客していたり、清潔感がない人がちらほら。顧客層もかわりましたが、スタッフの雰囲気も変わりました。

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画像:http://news.mynavi.jp/articles/2010/06/24/apple_ginza/

Apple Store - Ginza

それでも、他社に比べてダントツに良い環境、サービスですよ。

こんなモチベーションの高いスタッフどうやって募集しているのだろうと公式求人サイトをみてみました。Apple社の採用情報のPVがめちゃくちゃかっこいいです。業務内容よりビジョンを大きく語っています。「一生で一番の仕事をしよう。世界中の注目を浴びながら。」「特別な何かが起こる場所で働こう。」

Apple - 採用情報 - Retail

さすが、Apple社。ステーブ・ジョブズが「Do you want to spend the rest of your life selling sugared water , or Do you want a chance to change the world? 」「残りの人生も砂糖水を売ることに費やしたいか、それとも世界を変えるチャンスが欲しいか? 」米ペプシコーラ社のマーケティング・プロモーションのトップであったジョン・スカリーApple社のCEOにヘッドハンティングしてときの有名な言葉です。本当に心に響く言葉ってありますね。

活気ある肉屋は元気なお母さんが迎えてくれる。 

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 東京佃にある「肉のたかさご」。ここは焼き豚で有名なのですが古き良き商店街の思わせる肉屋です。名物の焼き豚だけではなく、沢山のお弁当や惣菜が店頭に並びます。そこでは大勢の割烹着?白衣?を着た女性がチャキチャキ働いています。サラリーマン世代のお母さんといってよいぐらい年齢の方々です。

この接客も別の意味で心地よいです。短気な接客に時には戸惑うことがあるけれど、行列ができても素早く対応し、声掛けは忘れない、THE下町を連想する接客でしょうか。ここに求められているのは優雅さではなく、夜の献立の相談にのってくれそうな親しみやすさだと思っています。下町の雰囲気だけれど、値段はけして可愛くないので頻繁には買えません。でも、食べたくなる!美味しい!と感じ、お店に向かいたくなるのは商品とともにあのお母さん的接客があるからだろうな。おそらく元気に声を張り上げつづけられるどーんとしたパワーがないと働けません。

 求人情報の、「こんな方求めてます」に納得です。 

店舗販売スタッフ

略〜お客様の為を思った心配りとお店づくりをお願いします。商品は「売る」という意識ではなく、例えば親しい友人にオススメの商品やお店を話すときのように目をキラキラとさせながら会話ができる、そんな仕事の仕方ができると良いなと思っています。〜略

  出典:求人・転職情報のはたらいく

このお店、最初から初対面とは思えない、親しみのある接客。私のイメージする肉屋の王道接客です。

肉のたかさご 

住所:〒104-0051 東京都中央区佃2-21-6

URL:  http://www.yakibuta.jp

 なんだか店のブランド戦略や業種により様々なタイプの接客があるんだなと改めて感じた一日でした。これって自分自身が相手にどように見られたいか、どのように対応していくか勉強にもなりますね。

接客って本当に面白い分野だなーと思っています。

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