映画の予告編映像やチラシについて考えてみた 映画「セッション」
映画邦題「セッション」を昨日鑑賞しました。本題「Wiplash」
この映画は映画館で鑑賞しないと意味が無いですよ。音楽に興味ないっていう人にも観てもらいたいです。緊迫感がある熱い映画でした。平和ぼけしている私には今年一番インパクトがあった映画です。
でも、友人には紹介しずらい、幼いころにスパルタ教育を受けてきた人はその時のトラウマがでてきちゃうかも。最近このような師弟関係(スパルタ教育っていうかいじめ倒す)ってもう見かけないなと思ってしまいました。(簡単なあらすじはブログの最後に)
映画の感想というよりチラシや予告編のフレーズについてです。
ネタバレは無いのですが、これから観る予定がある方は鑑賞後に下記を読んでください。
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映画を見終わった時に予告編とチラシの文言のお陰でがっかりすることってありませんか?予告編で取り扱っている内容が一番面白いところだったとか、期待させられすぎちゃうとか、映画の印象が違ったとか。
映画館に足を運んでもらうための販促ツールなので興味を持ってもらわないと意味がないのはわかっています。そのため強調したりネタバレがあるのもわかるのですが少し上手なアプローチはないかなと思ってしまいます。
このようなことから、私は予告編やチラシをしっかりと読まずに映画を観ることが多いです。予告編の冒頭1分だけ観るとか、ツイッターやFBの文字数くらいの紹介文ほうがよさそうです。
さて、今回の映画「セッション」ですが、実際に見終わってから予告編動画からフレーズを取り上げてみました。
→感想:これは事前に知っていても、知らなくても、見終わった後に納得がいく3つの受賞です。j・kシモンズの演技がなかったら成り立たなかった映画じゃないでしょうか。繰り返しになりますが、暗室で音響の良い環境で鑑賞しないと良さが半減してしまいます。
『映画史に残る傑作』
→感想 安易なフレーズ。これどの映画でも言ってますよね。
『才能と狂気の紙一重。』
→感想 今回はこれがテーマ。ズバリ言い当ててます。
『究極の師弟関係だ。』
→感想 スパルタ教育=究極の師弟関係かは疑問。何をもって究極というのか?ちょっと違和感があるフレーズでした。でも密とした師弟関係があったのは事実ですが、最後まで分かり合えたかどうかは?最後まで憎しみあっている気がします。
「完璧」を求めるレッスン。二人のセッションは誰もみたことがないクライマックスへ
圧倒的な瞬間「ラスト9分19秒ー映画史が塗り替えられる」
ナレーション:「あなたは映画史が塗り替えられる瞬間を目撃する」
→感想 映画を観る前にこれらのフレーズを読まなくて本当によかった。
配給会社さん駄目ですよ、こんなフレーズ。観客が最初から構えちゃうじゃないですが、予定調和にはなかなかならない面白さが半減してしまいます。正直、最後の10分のためにそれまでの100分弱ある映画です。映画だからこそ楽しめる緊張感や痛快さがあり貴重な時間でした。この緊張感日常生活では絶対に嫌です。笑
ぜひ、映画を観た後にどのフレーズが自分自身にしっくりきたか、自分ならどうつけるか考えてみてください。この作業結構面白いですよ。
さて、映画「セッション」ですがこの映画1回勝負です。多分繰り返しみてもしょうがない。各方面で賛否両論あるようですが、私にとっては切れ味抜群の印象に残る映画になりました。さぁ最後の演奏曲iTunesで探さなきゃ。
あらすじ
サンダンス映画祭でのグランプリと観客賞受賞を筆頭に、さまざまな映画賞で旋風を巻き
起こした音楽ドラマ。ジャズドラムを学ぼうと名門音楽学校に入った青年と、彼にすさま じいスパルタ的指導を行う教師の姿を追い掛けていく。メガホンを取るのは、『グランド ピアノ 狙われた黒鍵』などの脚本を手掛けてきた俊英デイミアン・チャゼル。主演は『ダイバー ジェント』などのマイルズ・テラーと『JUNO/ジュノ』などのJ・K・シモンズ。熱 いドラマはもちろん、マイルズが繰り出すパワフルなドラミングにも圧倒される。配給・提供: ギャガ
http://session.gaga.ne.jp