感想 社会の問題は、楽しく解決できる。
今回はこれ、「ソーシャルデザインー社会をつくるグッドアイディア集」2012年創刊です。
社会の問題は、楽しく解決できる。
毎日の暮らしも世界の問題も、たったひとつの思いつきで「楽しく」かえられる。月間読者12万人のウェブマガジンを営むグリーンズが、社会を変えた伝説のアイディアを世界中から紹介。これからの街、子育て、エネルギー「自分ごと」で未来の社会を作るためのヒント集。
greenz.jp グリーンズ | ほしい未来は、つくろう。
感想:より良い素敵な未来をつくるためのヒントや事例を多数紹介されていて、かしこまらずに「楽しむ」ことの大切さを感じました。
事例が多く紹介しきれないのでぜひ本またはグリーンズのサイトを観ていただきたいのですが、特に気になったプロジェクトを箇条書きにしてみます。
この本はあくまでもプロジェクトの紹介なので個人で気になったことはインターネットからHPに飛んでもっと詳しく掘り下げて考えることができます。
- おばあちゃんを指名してカスタムメイドするニットブランド「ゴールデンフック」
- スピードを「守った」人に宝くじが当たる「スピード・カメラ・ロッタリー」
- 究極の環境PR 1枚のチラシで28万人にプロモーションした2匹のパンダ
- 秋田のイケメン若手農家が挑戦するソーシャルな農業「トラ男」
- ソーシャルデザインな人 山口絵理子
- ソーシャルデザインな人 山崎亮
- 一枚のワンピースを着まわしてインドの貧困を救う「ユニフォーム・プロジェクト」
今回は2つを紹介します。
ユニフォームプロジェクト 「黒ワンピース」と「社会貢献」というユニークなコラボレーションで活動範囲を広げています。
1枚のワンピースを365日アレンジを変えながら着続け、このコーディネートを毎日ブログで更新したプロジェクトです。
日々めまぐるしく変化するファッショントレンドに乗り遅れまいと、洋服を次から次へと買い続けるようなファッションのあり方に、一石を投じたプロジェクトです。またインドのスラムに住む子どもたちを学校に通わせるために、基金を募ろうと思い立ち、どうすればインターネットで注目されるか考えた結果、思いついたプロジェクトでもあります。今ではウェブサイトには「黒ワンピース」のパターンが販売されていて、DIYで作ることができるそうです。またこの活動に触発された世界中のお洒落女子が、教育環境の改善や途上国の水問題などそれぞれがきになるテーマのために一ヶ月間の資金調達を行うプロジェクトも立ち上がっているそうです。ファッションという身近にな暮らしに関わるテーマを見直すきっかけを与えつつ、より幅広く社会的な課題を換気し、その解決へのアクションを促す。個人発で世界をうごかした、誰もが勇気をもらえる事例として取り上げられています。
ユニフォームプロジェクト http://www.theuniformproject.com
TEDxDubai 2010| Sheena Matheiken | The Uniform ...
2つめは「マザーハウス」の取り組み
私は個人的にフェアトレードが好きではありません。なんだか社会貢献するために買って欲しいと言っているようでproductが顧客に向いていない商品が多い気がします。素敵な商品でしかもそれがフェアトレードの商品だったと思うのが本来の姿だと思っています。
そのフェアトレードビジネスで共感がもてるのが今回の本にも取り上げられている山口絵理子さんが企業した「マザーハウス」。社会起業家といったキーワードで注目される方です。
作る人と買う人の両方を幸せにするビジネスにこだわり、メイドイン・バングラディッシュのバックを販売しています。マザー・ハウスが良いところはproductに妥協がないところ、機能性やデザイン面から単純に欲しいと思うproductなんです。私は同じ財布を長く使う派なのですが、最近8年ぶりに買い替えました。今はマザーハウスの長財布を使っています。2009年からネパールでの製造も開始しており、今回の地震で現地が心配です。
www.mother-house.jp
Motherhouse Co. & Ltd - YouTube
話はそれますが、私idea inkシリーズのブックデザインが気に入っています。本の大きさも、表と中身の紙のカラーも手に撮りたくなります。装丁が気に入り、本を購入するのもたまにはいいですよね。ブックデザイン: http://groovisions.com
過去のideainkの記事↓です。