東京都の空き家数は約82万戸って衝撃的
先日、里山資本主義の藻谷浩介さんの講演会に行ってきました。
内容はまちづくりの話でしたが、気になったことを覚書で残します。
「報道を鵜呑みにするだけではなく、自分で数値を読み取るチカラを身につけよう。」
住宅ストック数約735万戸、総世帯数約650万世帯 平成25年
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出典:平成25年住宅土地統計調査(東京都)
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/juutaku_kcs/pdf/h26_03/shiryo_26_03_04.pdf?1407
全国の住宅総数6063万軒のうち、空き家は820万軒で空き家率は13.52%。約7.4軒に1軒が空き家という計算になります。空き家率の第1位は山梨県で22.01%。2位以下は長野県、和歌山県、高知県と続いています。新聞でも取り上げていました、
しかし、よく考えてみるとこれは空き家「率」なんです。
そりゃ東京の人口が多いのだから上位にならないはずですね。
実は東京の空き家数は82万戸。下位から22県の空き家数をまとめたものと同等の数になります。朝日新聞では「率」しか取り上げていませんので、これだけでは東京の空き家問題が見えてきません。
自ら、情報を取りに行き、数値を読み取る大切さを改めて実感しました。
私的感想:私は新築物件の購入は今後辞めときます。
これから、空き家が東京で82万戸残るようになると賃貸契約の内容もかわってくるかな。日本の賃貸契約や原状回復制度は海外とくらべてみても信じられないほど厳しいから。
ここに知るべき情報が沢山あるのですね。
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里山資本主義の藻谷さんの著書、面白いですよ。
デフレの正体 ──経済は「人口の波」で動く 角川oneテーマ21
- 作者: 藻谷浩介
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/10/01
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