古市さんに世代間のズレを代弁してもらいました
久しぶりにアマゾンでぽちっと買って一気に読んでしまいました。
1985年生まれの古市憲寿さん、、一時NHKのニュース番組にもでていましたね。
過去に遠足型消費・島宇宙化の話が面白くブログにも書きました。
それにしても、「保育園義務教育化」というタイトルのインパクトもさながら
あの古市さんが子供と戯れている本の表紙には驚きました。まだ結婚もしていない古市さんどうしたの??と興味津津で読んでみました。
印象的なトピックを上げてみると
タイトル以外の要素も沢山、親の世代に読んでもらいたい
1,「三歳児神話」は合理的根拠がないことは、国も認めている
2,子供の教育は、乳幼児期に一番お金をかけるのが良い
3,意欲や忍耐力といった「非認知能力」が人生の成功につながる
4,「母親だけが子供を育てる」のは日本の伝統でもなんでもない
5,「母性」は「本能」ではなく。社会や環境が生み出したもの ←ここ読んで欲しい
5,専業主婦は大正時代に生まれ、戦後に普及した新しい生き方 ←ここ読んで欲しい
6,産業構造が「女性化」している。「男らしく」いたら適応できない社会
7,「女らしさ」を求めるのもセクハラなら、「男らしさ」を求めるのもセクハラ
8,共働きは家庭を営んでいく上でのリスクヘッジ
10、育児はもっと社会全体で担ってもいいもののはず(0歳からの義務教育化)←ここ読んで欲しい
なぜ、待機児童は解決されず、「お母さん」は「人間」扱いされず、若者と子供にお金が使われない国なのだろう。
それは単純に、人々の生き方や価値感が実質的には変わったのに、制度がそれに追いついていないだけだ。ならば、実際の人々に合うように制度を変えていけばいい。
そうやって社会はかわってきたのだ。
内容はもっと、義務教育化の根拠とその施策などが描かれています。
それにしても、この本 古市さんと居酒屋でしゃべっているような結構ラフな文章です。笑2時間もあれば読み終わると思います。
だからこそ、このような問題を当事者だけではない、様々な世代に読んでもらいたいです。
個人的には子供の5歳までの意欲や忍耐力といった「非認知能力」をこれからどう育てていくのかが気になります。制度はなかなか追いついてこないから。。