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aopen_chan’s diary

気になる事を書き留め、ビジネスに繋がるヒントを探す

「島宇宙化」という考え方に納得

ほぅと度々納得させられる面白い本を読みました。

「遠足型消費の時代」なぜ妻はコストコに行きたがるのか?

中川朋子さんと古市憲寿さんの共著です。

2011年3月発行と古いのですが、今のこの消費傾向は続いていると思います。

気になった部分の覚書です。

日常と地続きの「日帰り遠足」のような消費が人気

遠足型消費

「ギラギラ」した高級ブランド品よりも「キラキラ」した小さな贅沢。海外旅行よりもショッピングモールや温泉などでプチ遠足気分。

高級レストランではなく、素敵なキッチン道具で「おうちご飯」。

毎日の生活に。ほんのすこしキラキラした非日常感というファンタジーをトッピングして、楽しく賢く行きつライフスタイルを送る人々の消費スタイル。

2010年4月に古市・中沢が作った言葉。

事例には、コストコIKEA、ディーン&デルーカ、中川政七商店の布巾、マスキングテープ、ルクエなどが取り上げられていました。

若年層に進む「島宇宙化」「部族の時代」

もはや人々は「世間」のような匿名性の高い集団ではなくて、内輪の気心のしれた人とのコミュニケーションしか望まなくなっているといいます。つまり、コミュニケーションの分断化が起きていて、「世間」というものが見渡しにくくなったのです。社会学者はこの状況を「島宇宙化」や「部族の時代」と呼んでいます。

もはや共通の価値感なんてない時代に、人々はそれぞれの「島宇宙」で生きているのです。ー省略ー 

足並みを揃える対象、準拠集団は「世間」から「身近な関係」に移りつつあります。特に若年層を中心に、家族、友達、仲間といった「身近な関係」を大切にする価値感が広まっています。

大多数の人に気付かれず終わっていく「流行」もありますし、「流行」と呼ばれるものも小さな「島宇宙」無いの出来事かもしれません。しかし、その「島宇宙」が大きなマーケットになることもあります。 

 →確かに事例にもありましたが、ディーン&デルーカのトートバックが流行っていたことなんて、年代が違えば全く知らないことですよね。私の両親は絶対に知らない。

FBやTwitterで話題になっていることも知らない。またにテレビを観る世代も偏っているし、今は必ずしも広い世代や地域に流行るとはいえない環境ですね。

どうしてトートバックが流行ったのか。

また、どうしてディーン&デルーカのトートバックが欲しがったのかは機能性などではなく、「キラキラ」消費。トートバックを購入して纏いたいのはディーン&デルーカが紡ぐ「物語」というところに納得してしまいました。

 ディーン&デルーカはニューヨークにある本店がある食材の高級セレクトショップ。といえば良いでしょうか?

日本の出店場所も六本木、品川、有楽町、渋谷、八重洲、恵比寿、吉祥寺、新宿、横浜、名古屋、神戸、栄、京都と「キラキラ」した街を選んでいます。コンセプトが感度を意識が高い!

食本来の美しさをすべての人へ。

DEAN & DELUCAは、世界中の美味しい食べ物をあつめた、
食するよろこびをお伝えする食のセレクトショップです。

「美味しいたべもの」は、ただそれだけでひとの心を豊かにします。 
見るたのしみ、つくるたのしみ、食するよろこび。 
食を通じたさまざまな感動の原点にあるもの─それは食そのものが持つ"美しさ"です。「美しさ」の中にいることを五感で感じられる店"Museum For Fine Food"という発想。

店の中に足を踏み入れた瞬間、目の前に広がる「美しさ」にこころが動かされる。
見慣れているはずのたべものがまるで生まれてはじめてみたかのような新鮮な驚きと発見。

色鮮やかな食材や料理、漂ってくる香り、市場のような活気、そして口にしたときの至福の味わい。
五感で感じる「食の美しさ」が溢れています。

DEAN & DELUCAは皆様のもとに食の美しさがもたらす豊かで
よろこび溢れる美味しさをお届けします。

 出典:DEAN & DELUCA|ディーンアンドデルーカ

日常使いにしていたら我が家の家計は破綻してしまいます。笑

だからこの雰囲気、物語を纏いたいとトートバックが流行したんですね。

その他この著書で気になった内容

  • 「小さな非日常の種」を探して、モノを売れ
  • 日常に楽しくしてくれるモノにヒットの芽がある
  • 広がる「キラキラおうち消費」市場
  • 「共感マーケティング」を制する企業が市場も制する
  • 重要なのは、いかに「感度が良い人」を囲い込めるか
  • 消費者は想像以上に移ろいやすくて気まぐれ
  • 日本社会は徐々に「おんな子供」化しつつある

 お時間ある方は是非、スラスラと読めてオススメです。

遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか? (朝日新書)

遠足型消費の時代 なぜ妻はコストコに行きたがるのか? (朝日新書)