助成金「ふるさと割」の効力@アンテナショップ
先日、久しぶりに岩手県のアンテナショップ「岩手銀河プラザ」に行ってきました。
過去時期↓
そこで、店頭で大きく掲げられていたのがこの広告。「え?なんで30%引き?」
アンテナショップは各地方が、首都圏などで市場調査、テスト販売、観光PRをするところ、そこがどうして値下げ戦略に?あんまり効果ないのでは?と不思議に思い、しっかりと読んでみると「ふるさと割」という国の政策、助成金がからんでいるそう。
「ふるさと割」とは、国が経済対策のために予算化した交付金を活用し、地域の消費を喚起するため、県が指定した旅行券や県産品を消費者に割引販売すること。 ※ 割引助成予算の上限に達した時点で終了する。
「 助成金による3割引対象商品」って正直に書かれると。。
うーん。助成金ってどうしてこんなヘンテコリンになってしまうんでしょうか。
実際にみてみると、販売している側もこの商品が素晴らしいよりも、今なら◯◯円お得ですよ。と値頃感を強調している気がします。確かに大量買する方もいて、いつもより賑わっていました。でも、恐らく新規顧客というより、リピーターの方が多そう
興味をもってもらう、手にとってもらう。きっかけづくりの政策なのでしょうか?
南部煎餅を焼いた時にできるミミだけを集めカレー粉で味付けをしている商品。
私、南部煎餅のミミが好きなんですよ。私だけじゃなかった、笑。
こういう、面白いものを試し買い入できるのが、ふるさと割の良さでしょうか?
もう助成金が決定しているのであれば、沢山ご当地グルメを堪能して友人に紹介しようとおもいます。
ちなみに、長野のアンテナショップでも実施されていました。
最大30~40%OFF!! 銀座NAGANOで「しあわせ信州ふるさと割り」
こちらは、値段の書かれたタグに◯◯円引き!とダイレクトに書かれています。これでいいのか?
けして、全てのアンテナショップで実施されているわけではないので、お出かけの際は各公式HPにてご確認ください。
やっぱり助成金ってちょっとへんてこです。
東洋経済で連載している木下斉さんの本を読んで勉強してみます。
稼ぐまちが地方を変える―誰も言わなかった10の鉄則 (NHK出版新書 460)
- 作者: 木下斉
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2015/05/08
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