2時間以内お届けだったら不在にならないね
最近、流通についての話題が多い。日経ビジネス2015年2月2日号の特集も流通関連でした。
その中で、よく話題になるのが、個人宅への不在伝票・再配達サービスが人員の確保・経費を圧迫しているとこのこと。
そんなことを気にしながら、2010年に放送されたカンブリア宮殿の「カクヤス」放送回をみていろいろ考えてみました。
首都圏23区内に電話1本でビール1本から2時間以内に無料でお届けしてくれる酒屋。この魅力的なサービスを達成するために半径1.2キロ商圏での店舗展開を進めています。
社長が「仮に商圏を半径1.5キロにしていれば、宅配綿製は1.56倍になり、宅配の移動距離は2倍位になる。逆に商圏を半径1キロにしていれば宅配面積が0.69倍になり、今のような売り上げが確保できたかわからない」と言っていたのが印象的でした。商圏範囲の重要性を感じた。他に印象に残った言葉は
- 価値があるものはなくならない という信念
- 玄関を押さえた流通が勝つ
- 弱みを嘆くより強みを磨け
この事業、全23区内137店舗展開していかなければ魅力的なインパクトが見えない。この仕組を作りあげた社長の信念が凄い。
また、顧客のニーズを捉えた半径500m商圏の展開も脱帽。銀座では飲食店用の「カクヤスワインセラー」店舗があります。
ここでは半径500m圏内電話注文で10分でお届けするそうです。もちろん1本から送料無料で。店舗は高級ワインをワインセラーに寝かす必要もなくなるし、注文あってからでの電話でも10分なら許容範囲で便利。まさに需要に応えた参考になるビジネスだと思う。
話がどんどん逸れてしまいましたが、電話して2時間以内(配達時間がその場でわかれば)不在になる確率は少ないなと思いました。
ヤマト運輸や佐川急便の宅配と少し目的要素が違うかもしれないけれど、不在にならないというのは良いビジネスだなと感じています。