GWにどうぞ「ミッフィー展」開催 大人をターゲットに生き残る
今週のお題「ゴールデンウィーク2015」今年は誕生60周年記念ということで開催されているミッフィー展@松屋銀座に行ってきました。 〜5月10日
オランダの絵本作家ディック・ブルーナさんの手によって生まれたミッフィー(うさこちゃん)は、2015年に60周年という記念すべき年を迎えます。誕生以来ミッフィーは、私たちの心に寄り添って、たくさんのやさしさや幸せを届けてくれました。本展では、家族や友だちなど「ミッフィーの大切なもの」をコンセプトに選りすぐった人気絵本7作品やブルーナさんの初期作品など、原画やスケッチ、制作資料など約300点を展観。1955年に初めて描かれた「ファースト・ミッフィー」(『ちいさなうさこちゃん』(第1版))の原画を世界で初めて公開します。またブルーナさんが描いた油彩画や、奥さんのために描いた「朝食メモ」を紹介し、ブルーナさんの新たな魅力に迫ります。さらにスペシャル展示として、オランダと日本を舞台に始まる60周年企画「ミッフィー・アートパレード」から、日本人クリエーター15組が手がけた、高さ180センチのミッフィー像が初めてお披露目されます。
デパートごとミッフィー。
変幻自在のミッフィー。
今回の展示は、ディック・ブルーナさんの原画も注目ですが、「ミッフィー・アートパレード」という、180センチの真っ白なミッフィーにオランダと日本で活躍するクリエーター60組がペイントや装飾を施して、オリジナルミッフィーがみられるのが面白かったです。シンプルなキャラクターこそのイベントでした。私が一番のお気に入りは「気仙沼ニッティング&ほぼ日刊イトイ新聞」の作品。あれ?写真だとシュールですね。
出典:気仙沼で編んでもらったミッフィーちゃん- ほぼ日刊イトイ新聞
「ミッフィー・アートパレード」↓ サイトから60体見れます。
大人が熱狂の販売コーナー!展示会限定のアイテムが400点。限定ではない商品も豊富、カテゴリーが網羅されていて、しかも思ったよりも安い。
グッズコーナーは入場券がなくても入れます。このコーナが圧巻。ポストカードやお菓子などの定番商品からタオル、下着、鍋。しまいには、ネイルラップ、ご祝儀袋や体重計までありました。家中のものをミッフィーで揃えられそうです。
ハローキティーのブランド戦略と似ているミッフィー。
よく考えるとミッフィーの絵本を持っている人は少なく、商品のキャラクターとして親しんでいる人が多いのではないでしょうか。もはや、商品は子供向けの玩具や本というより、大人向け。皆さん大量購入していました。
撮影可能エリアを設置。SNSの拡散を意識。
もうひとつ印象的だったのが、展示の方法です。有料展示会ブースの中に撮影可能エリアがありました。ちゃんとSNSを意識していますよねー。その前のターシャ・テユーダ―展と言い松屋銀座のイベントは限られたスペースにかかわらず集客も展示も手法も上手です。
でも、今回私は撮影せず。。来館客が多すぎて撮影しても他の人物が入ってしまう。お花見状態でした。笑
チケットを買わなくても、グッズ販売ブースで十分愉しめるミッフィー展、隣の「オランダと北欧フェア」もぜひチェックしてみてください。
キャラクタービジネスではディズニーが長期的に話題を作り、最後には新作映画を公開しており、興味深いです。今やトイ・ストーリーは3世代をターゲットにした取り組みですからね。 過去記事↓
日本のくまモンがトイ・ストーリーのように20年愛され続けるかというと、ブランド展開の部分で疑問です。↓